住宅ローン篇
第1回:賢い住宅ローンの組み方
土地を購入して、家を建てる。その時何より大切なのはもちろん資金計画です。そのためにも、土地探しの段階から工務店に協力を頼んで全体予算をきっちり出しておくことが必要です。
たとえわずかな擁壁工事でも、そのために50万円余分にかかることになった…という事態に陥った場合、追加融資は受けられませんから。ローン審査が終わってからでは、予算を組み直すことは不可能なんです。
さて、そのローンですが、お金を借りることに抵抗感のある人は多いと思います。できれば早く返してしまいたい、そう思うのはごく真っ当な金銭感覚ですよね。まして住宅ローンは35年かけて返すという長期計画なので、払い終わる頃には本人は75歳を超えている。わ、そんなに働けないよ、と思うのは早とちりで(笑)もちろん家計に余裕があれば、どんどん繰り上げ返済しちゃっていいんです。
じゃあ、どうして銀行はそんな長期の返済計画で貸してくれるのかというと、それは75歳まで働き続けなさい、ということではなくて、最初の数年間の負担を軽くするためです。
家を建てるのは、結婚や出産が機になる場合が多いし、お金がいちばん必要なのも、その時期なんです。家計で高額の支出といえば、まず子どもを育てる費用でしょう。だから住宅ローンを組んで最初の20年は、少しずつ返済して負担感が少ないように、言い換えれば、他の家計の項目を圧迫しないようにするのがいいと思う。
そして、子どもが巣立ったら、家計に余裕が生まれるので、どんとまとめて返して下さい…というのが、住宅資金を貸してくれる銀行の思惑です(笑)。よく、金利がもったいない…という人がいますが、お金というのは金利だけではありませんよ。数十年後には貨幣価値が変わってきます。いま毎月1万円余分に払うと苦しくても、20年後、30年後の1万円は、きっといまの5千円くらいに感じられるはずです。
それでも、とにかく早く返してすっきりしたいから、25年ローンを組みたいという希望もたまにありますが、よほど家計に余裕があったり、親の援助が大きいなどの事情がない限り、毎月の支払額を大きくするのはお薦めしません。だって、家は家族が幸せに暮らすために建てるわけでしょう。その家のローンの支払いに追われて、いままで年に3回行ってた旅行に2回しか行けなくなるとか、そういう楽しみやささやかな贅沢を切り詰めて、家族の思い出作りができなくなったら、本末転倒ですよね。
一般的にローンの支払額は、年収に対して25%〜28%が理想的とされています。もちろん個々の家庭で事情は違いますから、この額が正解という線は引きにくいものですが、無理のない返済計画で、日々の暮しを楽しみたいですね。
あと、頭金はいくらあればいいのかという問題。それは手元にどれだけお金を残しておけばいいのかという問題なんです。これも、一般的には3ヶ月分の給与の現金が通帳にあれば、緊急の支出にも対処できるし、大丈夫でしょう。
頭金の額、つまり自己資金は、年収分あれば理想的ですが、若くてこれから収入が伸びることが期待できたり、公務員などの堅いお勤めだったら、その半分でもいいと思います。親の援助があって、無利子でお金を貸してもらえる場合も、資金計画は違ってきますね。
住宅ローンを借りる際には、万が一の時のために団体生命保険に入ります。一家の稼ぎ手にもしものことがあっても、その先のローンの支払いがなくなりますから、何とか生活を立て直すことが可能です。借金がイヤだと言って家賃を払って住む家を借りている人には、そういうセーフティーネットはありません。お金を借りるか、家を借りるか。人生長い目で見てお得なのは、借金する方だと思いますよ。
投稿日 :2009年5月 1日 横浜・町田・相模原で注文住宅を建てるなら、自然素材+建築家でつくる健康住宅のガウディにお任せ下さい
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